昔から行きすぎた教育が引き起こす事故は多い。
金属バット殺人事件は学生時代に衝撃を受けた。私がこの道に進むきっかけになったのかもしれない。
ほかにも医学部受験放火事件や飯島愛さんも厳しいしつけの家庭に育ったと聞く。
そこでよくいわれるのは、親が、自分のために、世間体を気にして子供を頑張らせるという構図。
私はその解釈は違うと思う。
親は子供のためを思って厳しいしつけやら勉強やらをさせているつもりなんだと思う。何事にも限界があることを忘れたり、また、子供のためのつもりが子供のためになっていないことに気づかないところが問題なのだと思う。
自分に置き換えれば分かることなのだが、24時間勉強はできないし、誰もがオリンピック選手になれるわけではない。
勉強の成果だけ、スポーツの結果だけで子供を判断してはいけない。
良いところは、たぶん、他に、性格とか習慣とか笑顔とかおもいやりとか、絵を描くとか音楽とかいろいろあるはず。
悲しいニュースが後を絶たないのは大人や親の子どもへの愛ゆえに、逆に心を失った結果だと思う。
私は塾の教師ではあるが、そういう、行き過ぎた教育に迎合するのはあってはならないと自戒をこめて思う。子供を見極めて、少しだけ高い階段を上るお手伝いが出来たら、、、と思っている。
いや、ホントに。
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